・敏感で生きにくい自分を何とかしたい
・HSPに関する知識を深めたい
・自分にあった考え方の本を見つけたい
そんな方に向けてこの記事を書いています。
こんにちは。メンタルダウンで休職 → 配置転換で仕事復帰したでぃがーです。
(現在は管理職から事務職になりました。総務、主に人事労務を担当しています)
今日は、長沼睦雄さんの「敏感すぎる心がスーッとラクになる本」を読んでみた感想を書きたいと思います。
HSPや繊細さん、敏感な方向けの本が増えてきました。
自分に合った本を選ぶことができればと思い、感想を書きます!
敏感すぎる心がスーッとラクになる本 はこんな本です
この本の著者は長沼睦雄さんという方です。
十勝むつみのクリニック院長で精神科のお医者さんです。
長沼先生は日本でも非常に珍しい「HSP」の臨床医だそうです。
この本は、そんな経験をもとにHSP気質の人の敏感すぎる心が
スーッとラクになるように、
HSP気質の人の特徴、それを踏まえた対策を
とても分かりやすく、読みやすく書かれた本です。
なぜこの本を読んだのか
僕は幼い頃から凝り性と言われることが多く、気になることがあったらとことんのめり込みます。
今は「繊細」とか「敏感」とか「HSP」といったキーワードの本を片っ端からチェックしています。
著者である長沼睦雄先生が日本でも数少ないHSPの臨床医であるということから、
どのような切り口で特徴を書き、
どのような対策を提示してくれるのか、
気になって読んでみたいと思いました。
敏感すぎる心がスーッとラクになる本 で心に響いた内容
HSPに関する本はかなりたくさん読んだと自負しています。
(これから少しずつ読書録を書いていきたいと思っています)
なので、似通った部分も多くみられますが、
この本を読んで印象に残ったのは
- 苦手な相手に、自分の影が映し出されやすい
- HSPは部屋を上手に片付けられず、いつも散らかったままである
という2点です。
それぞれについて順番に説明していきます。
上手に部屋を片付けられないというのは図星。
でもなぜHSPが?
なるほど!と思う内容が記載されていました。
苦手な相手に、自分の影が映し出されやすい
ぱっと見これってどういう意味?と思いませんか?
色々な人と付き合う中で、嫌なことを言われたりされたわけではないのに
「なにか苦手」
という気持ちを抱いてしまう人がいます。
そんな人と付き合っていると嫌なところばかりがどんどん気になってしまうものです。
そんなときに嫌ならば無視して付き合わなければいいのに、
「自分の中の影(トラウマ)」が相手に対して否定的な感情を生み出し
この否定的な感情が相手を傷つけてしまうことがあると書かれています。
なので、長沼先生は
この影が暴走しないうちに、相手のどの部分に引っかかりを覚えるのかを自分に照らして探ってみましょう。すると、かなりの確率で相手の問題ではなく、自分の中の「影」の存在がこうした感情をもたらしていることに気づけるでしょう。これも、自分を知るための大切なプロセスとなります。
と書かれています。
相手の嫌な姿が自分の中の嫌な姿と重なるからということですね。
その嫌な姿を認め、受け入れていくことでラクになっていけるのですね。
部屋を上手に片付けられず、いつも散らかったままである
なぜHSPは部屋をうまく片付けられないというのでしょうか?
HSPはマルチタスクが苦手なことが多いとされています。
ただ片付けるといっても実は片付けることもマルチタスクなんですね。
この本の中では
- 「過去にどんな経験があったものか」を思い出し
- 「未来に必要になるかどうか」を想像して
- 「どこに保管しておくか」
などの考えを巡らせて決断を繰り返す必要があると書かれています。
また、HSPは刺激の多い外の世界で疲れ切ってしまって、
それ以上片付けを頑張る余地がないという人も多いかもしれません。
ですが、複数のことをいっぺんにやろうとせず、
一つずつ片付けていくことで心地よい空間を作ることは大切ですし、
妄想や現実逃避しやすいHSPにとって、
片付けは目の前のことに集中するきっかけにもなります。
意外と片付けとHSPって深い関係がありますね。
敏感すぎる心がスーッとラクになる本 の感想
後半には「困ったこと」への処方箋ということで
16ケースの「困ったこと」に対する長沼先生からの処方箋が書かれています。
分かりやすく
具体的に
対処方法が記載されています。
「敏感」とか「繊細」とか「HSP」の本は
「そうそう!」
「当てはまる!」
で終わってしまうものも少なくありませんが、
この本を読めば、明日から実際に行動に移しやすいと思います。
まとめ
敏感すぎる心がスーッとラクになる本は
「敏感」とか「繊細」とか「HSP」がどんなものなのかは分かったけど、
実際にどうしたら心がラクになるの?と思っている方にオススメできる本です。
文字数やページ数も少ないので、普段あまり本を読まない方もとても読みやすい本です。
前半はHSPとは?といった知識についても幅広く触れられているので、
HSPの本を初めて読む方にもオススメです。
↓早速読んでみる
おしまい
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