この記事は
- 自分はHSS型HSPなのではないか
- HSS型HSPについてもっと詳しく知りたい
- 傷つきやすいのに刺激を求める人たちを読んでみたいけどどんな内容なんだろう
そんな方に向けて書いています。
こんにちは、メンタルダウンで休職中だった管理職でぃがーです。
しばらくブログの更新が滞っていましたが、その間になんとか復職することができました。
休職期間中に「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」という本を読みました。
HSS型HSPの情報がたくさん書いてありました。
とても内容が濃くて読むのに時間がかかってしまいましたが、
「HSS型HSP」や「隠れ繊細さん」についてもっと詳しく知りたい!という方に
とてもお勧めできる内容だと思いましたので、紹介します。
傷つきやすいのに刺激を求める人たち はこんな本です
この本は
その生きづらさ「かくれ繊細さん」かもしれません
を執筆されたHSS型HSP専門カウンセラーの時田ひさ子さんが
2016年にトレイシー・クーパー博士が執筆された本を監訳されたものです。
時田さんは「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」という本に出会って
自身の生きづらさが「隠れ繊細さん(HSS型HSP)」の特性に由来することに気づかれたそうです。
この本は、
- 心理学の専門書
- 海外で出版された本を日本語に訳した本
であるため、翻訳本に慣れていないと読みにくい印象を受けます。専門用語も多く出てきます。
ですが、章が終わるごとに時田さんの解説が入っており、読みやすくなっています。
時田さんの解説を読むだけでも、この本の概要は理解することができます。
印象に残った部分を紹介していきたいと思います。
なぜこの本を読んだのか
休職期間中、図書館に行って本を読んでいました。
一番最初に精神科を受診したときに先生に
「自己肯定感が著しく低下している」と言われてから、
「自己肯定感を高めるにはどうしたらいいいか」調べていました。
そもそも「自分がやりたかったこと」ってなんだろうと自己理解を進めていく中、
出会ったのが、HSS型HSP専門カウンセラーである時田ひさ子さんが執筆された
「かくれ繊細さんのやりたいことの見つけ方」という本です。
この本の読書録も書いています。
この本を読んで、自分が「かくれ繊細さん(HSS型HSP)」なのではないかと強く感じました。
そこで、もっとHSS型HSPについて知りたいと思い、
HSS型HSPの権威である
トレイシー・クーパー博士が執筆されたこの本を読んでみたいと思ったのです。
傷つきやすいのに刺激を求める人たち で心に響いた内容
「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」を読んで心に響いた内容は下記の3つです。
- 収入が不安定になったり、途切れたりすると、家族と自分自身の自己肯定感に大きな影響が出る。
- 型にはまった道を進もうとする自分に気づいたとき、静かな絶望に陥る。
- 自分の欲求を満たすことで内向的になりがちだが、それを超えて自分が属している集団への貢献を考えることが大切
これから一つ一つ詳しく説明していきたいと思います。
収入が不安定になったり、途切れたりすると自分自身の自己肯定感に大きな影響が出る
「自己肯定感」というキーワードに敏感になっていたため、この言葉は心に響きました。
特に、休職していると
- 「これからどうなっていくのか」
- 「収入が減ってしまうのではないか」
- 「収入が減ってしまったらどうしよう」
と漠然とした不安が押し寄せてきました。
ですが、収入についてポジティブに考えてみると
- 「収入が減ったら、夜でも休みでも会いた時間にバイトをすればいい」
- 「会社が養ってくれる時代は終わった」
- 「これからは自分の力で稼ぐ力をつけていかなければならない時代だ」
考えることができました。
今は、自己肯定感を損なわないように
自分が稼ぐことができるチャンネルをしっかりと築いておきたいと思っています。
型にはまった道を進もうとする自分に気づいたとき、静かな絶望に陥る。
確かに昔から「型にはまる」「人と同じ」が好きではありませんでした。
utsuさんの「人生の目的論」を読んで白紙50枚を書いたときにも
やっている人が少ない、ニッチな分野に価値観を感じているようでした。
いいのか悪いのかはさて置き、
- 「ダサいのは嫌い」
- 「人と同じは嫌」
という理由や、今まで「人からみた理想の管理職」を演じていた自分に疲れて
ロン毛、ワイドパンツ
という自己主張をするようにしてみました。
ロン毛は髪が薄くなってきたのを隠すという切実な理由もあります。涙
自分の欲求を満たすことで内向的になりがちだが、それを超えて自分が属している集団への貢献を考えることが大切
HSS型HSPのセルフケアにおいては、自分の欲求を満たしていくことが重要とされています。
自分軸ではなく、他人軸で考えてしまいやすいHSS型HSPにとって、
自分軸で考えて、自分の欲求と向かいあって満たしていくことは重要です。
ですが、自分の欲求を満たすことばかりを考えていては、ただの快楽主義者になってしまいます。
自分を蔑ろにして、他者への貢献ばかりを考えるのではなく、
自分の欲求を満たすこともしながら、それを超えて他者に貢献していく
そんな姿勢が生きづらさを軽減していくためには重要なんだと感じました。
自分の欲求を満たすことは悪いことではない!
そして、さらにそこから他者への貢献を考えていこう!
すごく前向きになることができる言葉です。
傷つきやすいのに刺激を求める人たち の感想
正直、完読するのにとても時間がかかりました。
でも、これまで読んだ「敏感」「繊細」「HSP」の本とは情報の密度が違うと感じました。
最初にも書きましたが、HSPの入門本というよりは
一通りHSP関連の本を読んで、「もっと詳しく知りたい!」
と考えている人にはとてもオススメできる内容だと思いました。
まとめ
傷つきやすいのに刺激を求める人たちを読んで、
特に自分が心に響いた部分を中心にまとめてみました。
HSS型HSPにとっては、
自分自身にどのような特性があるのかを認識して、
否定せずに受け入れて、ありのままの自分とどう付き合っていくかが大切だと感じました。
休職期間中にこの本を読んで、復職したことで、
今までとは違う自分を生きているようにも感じます。
おしまい
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