やりたいことが見つからなくて悩んでいる
けんすうさんの「物語思考」を読んでみたい
そんな方に向けてこの記事を書いています。
こんにちは。メンタルダウンで休職中管理職のでぃがーです。
今日はけんすうさんの「物語思考」を読んでみた感想を書きたいと思います。
物語思考はこんな本です
けんすうさんの「物語思考」は読んだら「やりたいこと」がすぐに見つかりません。
「よし、やろう」みたいにモチベーションは上がりません。
筆者のけんすうさんが考える人生うまくいくための具体的な方法が書かれたマニュアル本のようなもので、考えるよりも行動に移したい人向けの本です。
なぜこの本を読んだのか
休職期間中「自分が本当にやりたいこと」を探しています。
幸せの青い鳥のように見つからないものなのかもしれませんが…。
なので、ネットニュースやSNSをみていると「やりたいこと」という言葉に対する感度がとても高くなっています。
そんな中、先日SNSで紹介されていたのがけんすうさんの「物語思考」です。
そのときは本のタイトルしか目に入らなかったのですが、
この間たまたま図書館に行ったところ新刊にけんすうさんの「物語思考」があったため借りて読んでみたのがきっかけです。
物語思考で心に響いた内容
物語思考の中で心に響いた内容は
- 日本人はゴールを達成するよりも過程を愛する
- 物語は平坦だとつまらない
- リスク管理に対する考え方
という点です。
それぞれについて順番に説明していきます。
日本人はゴールを達成するよりも過程を愛する
日本人との比較対象として具体例に挙げられているのが、アメリカや中国です。
アメリカや中国では目標を達成するためなら手段を選ばない「ハッカー文化」という考え方です。
一方で、日本の伝統芸能は茶道や武道など「ゴールがどこか」というよりも「どうやるか」という過程の方が大事にされています。
日本のこの過程を大切にする考え方を「オタク文化」と表現されています。
こういった日本人の考え方から、「自分のミッションを決めて、それに向かって邁進する」といった方法論よりも、「自分のキャラを決めて、それを演じきる」という「物語思考」の方がしっくりくるのではないかというのがけんすうさんの考え方だそうです。
物語は平坦だとつまらない
自分の人生を物語と考えるってどんなこと?
それが一番しっくりきたのが、「物語は平坦だとつまらない」という言葉です。
僕も自分の人生が自分のものだと思うと、いろいろなことが怖くなって何もできなくなってしまいます。
でも他人ごとだとそうでもない。
人から相談されたときには、いろいろなアイディアが出て「やってみたら?」なんて簡単に言えるのですが、自分のこととなると何もできなくなってしまう。
みなさんもそういう経験はありませんか?
なのでけんすうさんは「物語的に自分の人生を客観視してみて、読者目線でおもしろいと思えるように生きていく」ことを勧めています。
他人ごとではないですが、確かに自分の人生を客観的にみてみるともう少し行動しやすくなるかもしれないですよね。
リスク管理に対する考え方
僕は介護施設の管理職をしていました。
職業柄どうしてもリスクをとる・とらないという考え方をしてしまいがちです。
でもリスクというのは本来管理する・しないという考え方が大切です。
けんすうさんは
成功する人は、何かを始めるとき、絶対に負けない状態を作っていたり、負けたとしてもダメージが少ないように、リスクを管理している。
と紹介しています。
一方失敗する人は
- リスクをとる・とらないの話になり、「勇気の話」になってしまう。
- 「勇気の有無」を基準にすると、博打を打って失敗して、どんどん悪い状態に追い込まれてしまい、さらに大きな博打を打たなければならなくなる。
- 「博打を打つしかない」状態になっている時点ですでに負けているようなもの。
と紹介しています。
物語思考を読んだ感想
日本人がプロセスを愛するという点について、例え話など納得できる点が多かったです。
使命感やミッションというのは正直「重いな」と思う部分もありますので、
なりたいキャラを設定して、演じきるという考え方は取り入れやすいと思います。
実際に自分も介護施設の管理者という立場になるにあたり、
「学会とかでかっこいいスーツを着て、難しい発表をサラサラする」みたいなキャラを設定して、
そのキャラがしてそうなこと、身を置いてそうな環境にガンガン行っていました。
その結果、自分の周りの人よりも早く昇進して、多くの収入を得ることができたかなと思います。
今回メンタルダウンを経験して、今までのやり方に限界を感じているところです。
なので、けんすうさんのような人がメンタルダウンした(することないだろうけど)ときにどんな考え方でどんな行動をするのか知りたいです。
まとめ
けんすうさんの「物語思考」は
「やりたいこと」が見つからず悩んでいる人がとにかく行動したいときにオススメできる本です。
特に行動を起こすための具体的な方法についてマニュアル本のように具体例が記載されています。
考えてばかりで行動しなかったら、得られるものは少ないですよね。
自分もですけど…。
おしまい
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