この記事は
- 自分はHSPかもしれない
- 人間関係に気疲れして仕事が長く続かない
- 自分に合った仕事を見つけたい
という医療介護従事者のあなたに向けて書いています。
こんにちは元管理職現人事労務担当のでぃがーです。
きょうは医療介護従事者向けにHSPと仕事について書いてみたいと思います。
僕も医療従事者として社会人生活をスタートしました。
メンタルダウンして、自分がHSPだと気づき、
本当にやりたい仕事って何だろう、自分に合う仕事って何だろうと考えたり、調べたりしてきました。
そんな経験が、HSPで仕事について悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。
なぜ自分がHSPだと思うようになったのか
僕はメンタルダウンして休職するまで自分がHSPだと思ったことはありませんでした。
人見知りだったり、色々なことを気にし過ぎる傾向があったり、人より若干深く考えるかなと感じるところがあったり…。
でもそれは、繊細というよりは自分の「弱さ」なんだと思っていました。
その「弱さ」を克服するために、あえて知らない人ばかりの環境に飛び込んでみたり、
学会発表や講師活動などもやってきました。
人を使うのではなく、自分が何とか頑張ることでこれまでは成果を出すことができてきました。
管理職になってからは、人に仕事をさせることにつまづきました。
業績が上がらないことに対して、
- 部下に強く言い切れないからだ
- もっと厳しく部下に仕事をやらせ切るべきだ
- 甘すぎる
と指摘されていたので、なおさら弱点だと思っていました。
HSPとか繊細なんてただの「甘え」だと思っていました。
ですが、休職期間中にとことん自分と向かい合うために
読書を続けた結果、自分はHSPなんだろうなと思うようになりました。
多分、今回メンタルダウンして休職しなかったら、気づかずに終わっていたかもしれません。
HSPの僕は仕事に対する考え方がこんなにも変わった
これまで僕は、
- 仕事にやりがいを求めるべきではない
- やりがいがないから仕事をしないのは甘え
- 仕事ができなければ、男として恥ずかしい
と思って仕事をしてきました。
現職場に至るまでにやってきた理学療法士の仕事も
人の役に立てる仕事であるということについては「楽しい」と思ってやってきましたが、
天職だとか、やりがいがある仕事だとか、ずっとやりたい仕事だとは正直思っていませんでした。
毎日、同じように患者さんにリハビリを提供することにつまらなさを感じてもいました。
でも、高い奨学金を借りて専門学校に入って国家資格を取ったのだから、
ずっとやり続けなければもったいないとは思っていました。
このあたりはHSPでありながらHSSの「飽きっぽさ」が関係しているようにも思います。
そして、管理職としてやりたくない仕事をやってきて、強く感じたことは
やりたくない仕事を我慢してやり続けることはできない
ということです。
僕のようにどんなに仕事にやりがいを求めていなくても、お金さえもらえればいいと思っていても、
決してやりたくない仕事を我慢してやり続けることはできないです。
僕はこのことにメンタルダウンしてからしか気づくことができませんでした。
いま、やりたくない仕事をしているあなた、
手遅れになる前に早く退職することを考えるべきです。
↓自分で退職できないというあなたにはこちらの記事がおすすめです
HSPと仕事
HSPは共感性が高く、人の役に立つ仕事が合うとよく言われます。
具体的には
- 医療従事者(医師、看護師、リハビリ職)
- カウンセラー
などが挙げられています。
なので、基本的には、HSPは医療介護従事者に向いていると思っています。
実際に、介護施設の管理者としてたくさん医療介護従事者を採用してきましたが、
HSPなんだろうなと思う人はたくさんいたように感じます。
内向的ではあるのだけれど「人の役に立ちたい」
という気持ちが静かに感じられる人たちでした。
ですが、残念ながら辞めていく人たちもたくさんいました。
どんな仕事をするかも大切だと思いますが、
HSPの医療介護従事者にとって大切なのは、仕事の規模感ではないかと思うようになりました。
辞めていった人たちは、仕事の規模感が合わなかったのだと思います。
HSPと仕事の規模感
HSPはたくさんの人と接する日が続くと毎日気疲れしてしまいます。
気の合う少人数の職場の中で働くことが合っていると思います。
小規模な職場では、厳しいノルマに追われることは少ないと思います。
また規模が大きい職場では給与などの条件がいいかもしれませんが、
その分求められることも多くなるかもしれません。
そんなプレッシャーがHSPのあなたにとっては苦痛になるかもしれないです。
小規模な職場では求められる役割が多くなる可能性がありますが、
極力マルチタスクにならないように注意が必要です。
HSPはマルチタスクよりも、一つのことを深く行う方が向いています。
あまりたくさんのことを求められない範囲で小規模な職場がHSPにはベストな規模感だと思います。
歯科衛生士の場合
歯科衛生士の場合だと
受付も助手も衛生士業務も求められる職場よりも、
衛生士業務に集中させてくれる職場の方が向いています。
歯科医院は規模が大きくてもスタッフ数が20名くらいのところが多いと思いますので、
歯科衛生士の場合は、小規模でマルチタスクを求められる職場よりも、
ある程度の規模があって衛生士業務だけに集中させてくれる職場の方がよいでしょう。
ある程度の規模だと給与水準も高いところが多いです。
院長先生との相性さえ合えば、歯科衛生士はHSPにとってピッタリの職業なのではないかと思います。
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看護師、介護職の場合
看護師や介護職の場合には、病院や老人ホームのような大規模な施設ではなく、
グループホームや小規模なデイサービスなどはHSPには向いているように感じます。
大きな規模の施設や病院に行くと必ず何人か性格のきついお局看護師や介護職員がいます。
そんな性格のきつい人たちと一緒に仕事をするのは苦痛でしかないと思います。
グループホームや小規模のデイサービスで
同じHSPで「共感性が高い」「人の役に立ちたい」と思っているたちと一緒に仕事をすることができれば、HSPの良さがいかんなく発揮されることと思います。
訪問看護や訪問介護といった基本一人でサービスを提供する業務形態もいいかもしれないですね。
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ちなみに看護師さんは、医療的ケア教員資格(痰吸引や経管栄養といった医療的ケアを介護職員に指導する資格)を持っていると介護分野では重宝されます。
1日オンラインで研修を受けるだけで取得できるのでとてもおすすめです。
まとめ
医療介護従事者向けにHSPに向いている仕事についてお伝えしてきました。
共感性が高く、人の役に立ちたい気持ちが強いHSPは医療介護従事者に向いている反面、
職場の規模が大きく、威圧的な人がいる職場だと、自分のペースで仕事ができなくなり、
医療や介護という仕事が嫌いになってしまう可能性があります。
今の職場が辛いと思っているHSPの医療介護従事者のあなたは、
ぜひ職場の規模感に目を向けて転職を考えてみるのもいいかもしれません。
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おしまい
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