この記事は
・自分はHSP(繊細さん)なのではないかと思っている。
・気がつきすぎて疲れる自分をどうにかしたい
・HSPに関する本で「はじめの1冊」は何がいいか迷っている
そんな方に向けて書いています。
こんにちは。元管理職、現人事労務担当者のでぃがーです
今回は、武田友紀著「繊細さん」の本を読んだ感想を書いていきます。
「繊細さん」の本 はこんな本です
著者の武田友紀さんは自身もHSPでHSP専門カウンセラーをされています。
カウンセリングをした繊細な人は600人以上、イベントなどを通して関わった人1,000人以上とたくさんの繊細さんに携わってきています。
元々は大手メーカーで研究開発をされていたそうですが、メンタルダウンにより2年間休職されています。そこから一度は仕事に復帰されたものの、HSPに携わる仕事がしたいと現職のHSP専門カウンセラーになられたそうです。
そんな著者の武田友紀さんが、繊細さんが元気に生きる技術を紹介しているのが
「繊細さん」の本です。
繊細さんに必要なのは「気にしない」ではなく具体的な対処方法、技術だということで
- なぜ繊細さんは生きづらさを感じてしまうのか
- 毎日をラクに過ごす技術
- 人間関係をラクにする技術
- ラクに働くための技術
- 自分の強みを活かす技術
を紹介しています。
なぜこの本を読んだのか
武田友紀さんは他にも「繊細さん(HSP」に関する本を出版されています。
この「繊細さん」の本は2018年に初版が出版されており、日本では最も有名な「繊細さん」の本なのではないかと思います。
それゆえに(?)、なかなか読もうという気持ちになれなかったのですが、
何冊か「繊細さん」「敏感」「HSP」の本を読む中で、
やっぱりこの本を読んでおかないと始まらないのではないかと思い読んでみることにしました。
天邪鬼の読まず嫌いでした。
「繊細さん」の本 を読んで 〜この本のポイント〜
何冊かHSPに関する本を読んできましたが、
他の本とは違う「繊細さん」の本ならではの視点、対処方法が記載されていました。
その中で僕が印象に残った内容を4つ紹介していきます。
「繊細さん」と「完璧主義者」は違う
「繊細さん」はとても慎重でミスを恐れ、側からみると「完璧主義者」のようにみえることがあります。
僕もミスをとても恐れてしまい、行動できなくなってしまうことがあります。
それは自分が「人から無能だと思われたくない。」という恐れからそのようになってしまうのだと思っていました。
このことについて著者の武田さんは
「繊細さん」は「完璧にやりたい」と思っているわけではなく、どうしても細かなところが目についてしまうこと、また感じる力が強いがゆえに、未来のリスクに気づいてしまうことが原因と言っています。
そこまで深く考えなくても、物事は進んでいくのだと考えることが重要ですね。
いつもミスをすると、この世の終わりとばかりに落ち込んでしまうのですが、その後なにごともなかったかのように物事が進んでいくことは多々あります。苦笑
繊細さんにとっての最大の罠は「相手の分からないという感覚が分からない」こと
少し前までの僕のモットーは
「人に仕事を依頼されたら嫌な顔一つせず、気持ちよく引き受けよう」
でした。
それはなぜかと言えば、自分が人に何か仕事をお願いしなければならないときに
相手に嫌な顔をされるのが嫌だったからです。
自分も嫌なんだから、きっと相手も嫌だろう。
常に「自分が相手の立場だったら」と考えて行動してきたはずが、
そもそも、相手が自分と同じように感じていない、前提が違いました。
「相手も自分と同じように感じているはず」と思って非・繊細さんに接すると、思わぬすれ違いが生じ、誰も悪くないのに傷ついてしまうことがあります。
「非・繊細さんの気持ちは自分には分からない」と思うが大事なのかもしれません。
「キライ」は大切なセンサー
繊細さんの中には、「みんなと仲良くしなければならない」という世間の声をそのまま受け取ってしまい、「キライ」を封じている人がいます。
「誰かを嫌っちゃいけない」「人を嫌う自分がイヤ」と思ってしまうのです。
ですが、この「キライ」という感覚は「この人は、自分に不利益をもたらす気がする」という大事なセンサーなのです。
また、「キライ」を封じていると、依存されたり相手に過度に干渉、要求されてしまい、かえって人間関係がこじれてしまいます。
僕も、管理職として仕事をしているときは、「トップに立つ人がスタッフを好き嫌いしてはいけない」と思っていました。
なので、スタッフに依存されたり、過度に干渉、要求されてきたのではないかなと思いました。
さらに、自分の中でキライを禁じていると「嫌ってはいけない」を通り越して「相手を好きにならなければならない」になってしまい、無意識のうちの自分から相手に近づいてしまうことがあります。
これもそうだったかもしれません。
「キライ」っていう感情をもっと大事にして、危険から距離を置くことが大切なんですね。
「いつも私だけ忙しい」から脱出するには
周りの空気を読みすぎて、
「今〇〇さんに仕事を振ったら忙しくて大変なんじゃないか」
「部下のフォローをしすぎて、自分の仕事が回らない」
まさに自分だけが忙しい状態でした。
これは、「繊細さん」が気づく量が多く、半自動的に反応して対応してしまうために起こるということです。
いつも自分だけ忙しい状況から解放されるためには
気づいたことに半自動的に反応するのではなく、対応すべきものと放っておくものを自分で選ぶ必要があります。
「繊細さん」は絶対に気づいてしまうので、気づかないようにすることはできません。
だから気づくのはOK。対応するかどうかは自分で選ぶことが大切です。
その判断材料は「すぐ終わりそう」か「芋づる式に仕事が増えそうか」です。
「繊細さん」の本 の感想
読みやすいですし、
実際に自分が感じている「辛い感じ」について
それはなぜ起こるのか、どう対処したらよいのかが分かりやすく記載されています。
やっぱり、たくさん売れて有名になる本には訳があるなあと思いました。
「繊細さん(HSP)」で生きづらさを感じる方が初めに手に取る本にピッタリだと感じました。
まとめ
・自分はHSP(繊細さん)なのではないかと思っている。
・気がつきすぎて疲れる自分をどうにかしたい
・HSPに関する本で「はじめの1冊」は何がいいか迷っている
そんな方に
「繊細さん」の本は強くオススメできます。
この本に記載されている
- 日常生活に関する技術
- 人間関係に関する技術
- 仕事に関する技術
- 自分を活かす技術
を習得してもっとラクな人生を楽しみましょう!
↓早速読んでみる
おしまい
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