utsuさんの「人生の目的論」やってみた!白紙50枚の書き方

休職中の過ごし方
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みなさんこんにちは。メンタルダウンして休職中のでぃがーです。

今日はutsuさんの「人生の目的論」白紙50枚書くことを実際にやってみた感想を書きたいと思います。

この記事は

  • 人生の目的論って聞いたことあるけどどんな感じ?
  • 人生の目的論を読んでみたけど、白紙50枚ほかの人はどんな感じで書いたか知りたい

方を対象に書きました。

 

やってみた結論としては、

  • 自分がどんな人間なのか
  • どんなことに価値を見出しているのか
  • どんなできごとに喜怒哀楽の感情を持つのか

を過去のできごと、人との関わりを通して客観的に導き出すことができたと思います。

そして僕は

「やっている人が少ない、ニッチな分野で専門家になって、教える、伝えることで人の役に立つ」

という仮の人生の目的を仮完成させることができました。

では実際に自分がどのように「人生の目的論」を仮完成させたのか、白紙50枚の書き方について紹介していきたいと思います。

お役に立てると嬉しいです。

そもそも人生の目的論とは?

  • そもそも「人生の目的論」って何?
  • まだ「人生の目的論」読んでないわ

という方もいるかもしれません。

まずutsuさんについての紹介です。

宇都宮 隆二(Utsuさん)

1976年愛媛県愛南町生まれの実業家。

SAP日本法人で中堅規模市場とパートナー部門の責任者(パートナー本部長)を務めた後、独立。現在は故郷の愛媛県愛南町で社会事業を営む。外資系IT企業から見てきた日本企業に対する知見とノウハウを活かし、「日本の若者の地力を上げたい」をスローガンに2017年からYouTubeにて教育コンテンツを配信している。

宇都宮 隆二(Utsuさん): books, biography, latest update
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かなりやり手の外資系サラリーマンとして成功された後、キャリア系YouTuberとして主に就活生に向けたキャリアに関するコンテンツを多く配信されています。

著書としては今回紹介する

「人生の目的論」:主に新卒の就活生を対象とした本

の他に

があります。「適職の結論」の感想についてもどこかで書きたいと思いますが、「適職の結論」は一般の社会人向けに書かれた本です。

ちなみにそもそも僕が「人生の目的論」に出会ったきっかけは

こちらの本です。

休職中に「やりたいことの見つけ方」を読んでやりたいこと探しを終わらせようと思っていたところ、価値観を知るために「人生の目的論」が薦められていたため、読んでやってみることにしたのです。

utsuさんは「人生の目的論」の中で

人生において進むべき方向を示し、不変の価値観のようなものです。

と書かれています。

会社にも同じような概念がありそれを「企業理念」と呼びます。

また、人生の目的論の中では

  • 「Mission」とは、会社や組織が持つべき方向性や目的を示す言葉で個人における「人生の目的」と対応する概念です。
  • 企業理念とも言われ、その存在意義を表しています。
  • ミッションとビジョンは似ていますが、エネルギーが向かっている方向性が異なり、ミッションは社会に向してけたもの、ビジョンは自社に向けたものになっています。
  • 自分の将来像を描くことが重要だと言われていますが、それはVisionに過ぎません。
  • 例えば「年収1千万稼ぐことが目標です」というのはただの憧れに過ぎず、他者との比較に基づいたものです。
  • Missionはあなたにとって最も大切な価値観であり、最後に立ち返る場所です。
  • 他者が批判できるようなものではありません。
  • Visionは会社や職場が決まってから考えるべきものです。
  • 終身雇用制度を維持できる会社がなくなった今、会社が幸せにしてくれるといった会社を基盤として人生を決めることをやめる必要がある。
  • 自分自身の人生に方向性を持ち、仕事を人生を豊かにする手段の一つとして考えるために「人生の目的」が必要不可欠。

と書かれています。

 

準備したもの

「人生の目的論」の中で指示された通りのものを準備しました。

  • 鉛筆
  • 消しゴム
  • 無地のルーズリーフ

以上です。白紙50枚以上かかなければならないので、60枚を2袋買いました。

ちなみに僕はステッドラーの文房具がおしゃれで好きです。

鉛筆は描きにくいかもしれないですが、その描きづらさがいいみたいです。

10枚目まで

最初は主に仕事に関することから書き始めました。

  • 理学療法士として初めて学会に参加するに至った経緯
  • なぜ理学療法士という職業を選んだのか
  • 就職先をどうやって決めたか
  • なぜ転職したのか

これらのことを書いているとあっという間に10枚は書くことができました。

10〜40枚目

ここからは小学生から高校生までのこと、関わった人のことを中心に書きました。

  • 小学校の担任の先生
  • 中学校、高校でのサッカー部のこと
  • 中学、高校での趣味や習い事について
  • 結婚に至るまでの恋愛について
  • 人生に大きな影響を与えた人について

40枚目くらいまでは僕はわりとスムーズに書けました。

ただし、結構集中力がいるのと、周りの人に見せないように書かないとウソ偽りなく書けないということで時間はかかりました。

ここまで書くのに3週間くらいかかっています。

40〜50枚目

ここからが時間がかかりました。

これまではいい影響を与えてくれた人を中心に書いていましたが、ネタが尽きてしまったため、ネガティブな影響を与えられた人についても書かなければならなくなりました。

休職にいたった経緯なども書きました。

ネガティブなことも書いたため、時間はかかったのかもしれません。

意外と重要なできごとだったなと思うことも最後の方に出てきました。

やっぱり苦労して50枚書くというのは大事なのかなと思いました。

似たようなできごと、共通点をグルーピングする

50枚書けたところで、この50枚のうち似たようなできごとや共通性があるものをグループにまとめていきます。

ここで共通点をまとめていくためにノートではなく、白紙のルーズリーフである必要があるのですね。

ノートではこのようなことができません。

グルーピングするとそこから「ゆるい結論」がいくつかできていきます。

そのゆるい結論を「仮説レベル1」と呼びます。

僕の場合、これまでの人生のできことや人とのかかわりから

  • ニッチな分野、誰もやっていない分野でトップになりたいんじゃないか
  • ダサいのはイヤなんじゃないか
  • 高圧的に言い寄られるとダメなんじゃないか

といった仮説レベル1ができました。

この仮説レベル1に共通した事実がたくさんあるか、また対象が明確になるかが重要だそうです。

これらをクリアすることができれば「仮説レベル2」となります。

僕の場合、対象を絞り込むと

  • ニッチな分野、誰もやっていない分野でトップになりたいんじゃないか → どんなコミュニティーでも可?
  • ダサいのはイヤなんじゃないか → 特に立場や年齢などがわからない赤の他人に対して
  • 高圧的に言い寄られるとダメなんじゃないか → 年上、目上の人

と対象を仮に絞り込みました。

友人や職場の人だと年齢や立場で上下関係が決まりますが、赤の他人では身なりマウンティングされてしまうことがあるから、赤の他人にダサいと思われたくないのではないかと仮説を立てることができました。

どうやら僕は人と接するときに自分は上なのか下なのかが気になるみたいです。

仮説を結論に変える。

次にこの仮説を結論に変えていきます。

仮説レベル2から結論を見つけるにあたり、重要なことはその結論が渇望に基づいているかということです。

僕は白紙50枚書いたのですが、この渇望というものが今ひとつはっきりと分からなかったので、

自分がどんなときに喜怒哀楽の感情を持つのかを書きだしてみることにしました。

すると

  • ネガティブな感情を持つのは、自分や自分のやってきたことを否定されたと感じたとき
  • ポジティブな感情を持つのは、自分が何かをして達成できたとき、役に立った喜んでもらえたとき

と考えることができました。

何かをすることで役に立って自分の存在を認められたいというのが渇望だと思いました。

以上のプロセスを経て、僕の人生の目的は

「やっている人が少ない、ニッチな分野で専門家になって、教える、伝えることで人の役に立つ」

と仮決定することができました。

やっている人が少ないニッチな分野というのは結構自分の中では重要で、

早く専門家やトップクラスになれないと、そこに到達するまでに諦めてしまうという特徴が見られました。苦笑

「人生の目的論」の白紙50枚はやってみる価値あり

人生の目的を仮決定するために白紙50枚を書き終え、仮決定するまでに1ヶ月弱かかりました。

時間が必要な作業ですので、すぐに取り掛かるのは難しいかもしれません。

ですが、これまでの自分を客観的に振り返ることができ、

自分の行動という事実を基に人生の目的を仮決定することができました。

あくまで仮決定ですので、これからも向かい合う時間が必要と思いますが、とりあえずこの休職中の期間にできたことはよかったと思います。

まだ「やりたいことの見つけ方」が途中になっていますので、

人生の目的論、白紙50枚の結果も参考にしながら「やりたいこと見つけ」を終わらせたいと思います。

おわり

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